2010年09月27日
買いたい土地が、軟弱地盤
こんにちは。
静岡県藤枝市の不動産屋『有限会社ラウム』です。
買いたい!と思える土地が、軟弱地盤だったらどうしますか?
諦めます?
平野部は、必ずしも堅固な地盤ばかりではありません。
人は、平野部で暮らしますから、軟弱地盤を改良するための技術開発がなされました。
まずは、その内容を説明しますね。
A 地盤面から一定の深さまでセメントを混ぜて、土とセメントと一緒に固める工法で、
安定した地盤をつくり、その上に家を建てます。
B 地下の固い地盤のところまで届く杭を売って、
その杭と建物基礎を一体化させて建物のみを安定させる工法。
C 子どもの頃遊んだコマとそっくりな物(直径30cmから200cmくらい)を敷き並べて、
その上に建物基礎を設置し、軟弱な土から浮力を受ける工法。
D 軟弱な土を搬出し、そこに固く締まる良質な土砂を入れる工法。
Dはだれもが考え付く土を入れ替える工法ですね。
でも、土を削る重機、運び出すダンプ、土の処分場に支払うお金、
新しい土を運び込むダンプ、整地用の重機、これらにお金がかかるため、
その費用が嵩むことから、Aの工法になることが一般的です。
他に、こんな方法もあります。
湿地帯に有効な工法だと認識しておりますが、
この工法は建物基礎の下地として建築基準法で認めているか確認しておりません。
参考程度に頭に入れておいてください。
富士山の麓に、吉原という地域があります。
そこには、国道1号線が通っています。
この国道1号線にはスチロールが使われています。

吉原の語源が葦原だったと思えるくらい、
葦の多いところです。
(葦は、温帯から熱帯にかけて
湿地帯に分布する背の高い イネ科の草の一種)
建設当時(1969年4月着工)、
旧・建設省(現・国土交通省)は、
国道1号線バイパスを造るのに、
湿地帯の多い北欧から
このスチロールの工法を学んだとのこと。
道路の下地材として、暑さ30cmのスチロールが何段も積み重ねられている図面を、
見たことがあります。
まさに、浮力を受けるための工法の道路。
ここは、1日数万台のクルマが通っています。
その道路が出来て40年あまり、問題なく機能しています。
が、今現在、スチロールを見ることは出来ません。
(日に当たると角質化してしまいます。。。)
この工法、湿地帯にある建物に使えば、ピッタシなんじゃないかとワタシは思っています。
概ね、これらが一般的な工法です。
必ずしも堅固な地盤でなくとも建物は建てられます。
問題は!
予定外の経費がかかるということです。
ここから先は「アナタがどう考えるか!?」ですね。
あくまでも、
ワタシの ひとりごと ですからね、ご注意あれ。
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Posted by 有限会社ラウム at 15:24│Comments(0)